スポーツのシーズンといえば秋ですが、台風の時期といえば?
台風は大きければ大きいほど、中心の目がはっきりしていますよね。
この台風の目とスポーツが関連していることとは何なのか、気になったので調べてみました。
スポーツ競技にある台風の目の意味は?
台風といえば、雨風がひどくなって時折大きな危害をもたらす厄介者ですよね。
台風の規模が大きければ、それだけ影響を受ける範囲も広がります。
玄関先の物が飛ばされたり、ひどい時には屋根が飛んで行ったりと。
自然現象としては受け入れ難いものの一つです。
でもそれが、スポーツ競技の中にあったらどうでしょうか?
一昔の運動会競技にはなかったと思われる「台風の目」という競技。
地域によっては「鳴門の渦潮」「タイフーン」「旋風」「ハリケーン」などと呼ばれています。
その名の通り、走りながらコースに置いてある三角コーンを中心にして回ります。
競技に参加するのは4~6名程の子供たち。
横一列に並んだ子供たちの手には長い棒が握られています。
スタートの合図で走り出す子供たちは、三角コーンまでくると棒の左側の子を中心にして回ります。
一度回ったら次のコーンへ走ります。
次の三角コーンでも同じように、三角コーンと左側の子を中心にして回ります。
往復で2~4回ほど回って、チームの待つ場所まで走ってバトンタッチします。
やり方については、地域によっていろいろあるようです。
台風の目とはスポーツの世界で、競技の名前であるという事がわかりました。
なぜ台風の目がスポーツ競技として取り入れられている?
福岡県の小学校が始まりとされているこの台風の目。
今では全国区へ広がりを見せ、応援に駆け付けた保護者を楽しませているようです。
なぜこの台風の目がスポーツ競技として、取り入れられてきたのでしょう?
そのわけは「チームワーク」という言葉にあります。
スポーツ、特に運動会などでは個人が頑張る短距離走、チームで頑張るリレーなど様々な競技があります。
個人で頑張るよりは、チームや団体で力を合わせた競技の方が得点は高いのです。
その中でもこの「台風の目」は、短距離走が速い子も運動が苦手な子も関係なく全員で参加することが出来ます。
「台風の目」では、一列になって走る協調性、軸になる子に合わせる力やタイミングなどが必要になります。
スポーツには欠かせないチームワークを育むのに適した競技といえます。
まとめ
台風の目は、スポーツではチームワークの完成度を見る意味でも最適な競技だと思われます。
一人だけが目立つ短距離走と違い、みんなが協力して頑張ることが出来ます。
意味が分かれば競技の見方も違ってきますね。
頑張る子供たちを心から応援したいものです。