お掃除アイテムとして主婦の間で活用の幅が広がっている重曹ですが、重曹の存在を脅かす新アイテムが登場しているのを知っていますか?
セスキ水(セスキ炭酸ソーダ)と重曹は何が違うのでしょう?
同じお掃除アイテムのクエン酸との違いは、またその賢い使い方とは?
セスキ水と重曹・クエン酸の違いについて調べてみました。
セスキ水って何? セスキ水と重曹・クエン酸との違いは?
セスキ水とはセスキ炭酸ソーダを水で溶かしたもののことを言います。
セスキの語源は「2分の3」というラテン語で、化学用語の数を表す接頭語です。
セスキ炭酸ソーダは炭酸ソーダと重炭酸ソーダが混ざったものなので、重炭酸ソーダが主成分の重曹とは少し違います。
ですが元々は同じトロナ鉱石というアルカリ剤の原料から、炭酸ソーダも重曹も作られることが多くあります。
同じ鉱石から出来ているとはいえ、セスキ水は重曹とは違い食用には使用できません。
またセスキ炭酸ソーダ(商品名:アルカリウォッシュ)は重曹よりも価格が高めです。
セスキ炭酸ソーダ(セスキ水)は重曹と違い、水に溶けやすいためペースト状にならず発泡もしません。
品質が変化しにくいので管理しやすく、常温で長期保存ができるのも違いの一つです。
クエン酸は弱酸性で、セスキ水や重曹はアルカリ性なので性質や扱い方が違います。
セスキ水・重曹・クエン酸の違いを知って、賢く使う方法
セスキ水と重曹はアルカリ性です。
クエン酸は弱酸性です。
このことから言えることは、セスキ水と重曹は酸性の汚れに強く、クエン酸はアルカリ性の汚れに強いということです。
セスキ水(セスキ炭酸ソーダ)は軽い汚れ・血液汚れなどの洗濯に。
その他に酷い油汚れを落とす際に下処理剤として使えます。
台所の油汚れ、スイッチ周りや取手についた皮脂や手垢汚れを落とすのに使えます。
セスキ水の使い方としては、スプレーボトルにセスキ炭酸ソーダを小さじ1と水を500ml入れてセスキ水を作り、汚れにスプレーして使います。
一度作ったセスキ水は直射日光や高温を避けて保管し、2~3ヶ月も目安に使い切るようにしましょう。
重曹はセスキ水のように作り置きが出来ないので、使うときに使う分だけ水に溶いて使用します。
クエン酸も同じく作り置きすると酸化してしまい効果が弱まるので、なるべく作り置きは避けます。
セスキ水は畳や木材につけると変色するので使用しないようにします。
クエン酸は大理石を使っている浴槽などでは使わないようにしましょう。
セスキ水と重曹はアルミ製品に使うと黒ずんでしまうので注意が必要です。
まとめ
セスキ水は重曹と違い、スプレーボトルの中で固まることなく保管することが出来ます。
セスキ水はクエン酸とは性質自体が違うので、使える素材や場所が異なります。
性質を理解して適した場所に使い、それぞれの特性を生かしましょう。