ベビーパウダーはサラッとした肌触りで、赤ちゃんのあせもやおむつかぶれ予防に使いますね。
赤ちゃんの肌にも良いものだから、にきびに効果的だという説があり、ネット上では、ベビーパウダーをファンデーション代わりに使っているとか、いちご鼻が治ったなんて口コミを見かけるほどです。
ベビーパウダーのにきび治療への効果は本当なのか迫って見たいと思います。
ベビーパウダーは皮脂をすって摩擦をやわらげる
赤ちゃんの肌のかぶれを予防できる理由は、余分な皮脂を吸ってくれる事と、サラサラとした手触りで想像出来るように、摩擦をやわらげてくれるので、肌への刺激を減らしてくれるところにあります。
あせもやにきびが、肌着や髪の毛などと、肌の摩擦が刺激になって起こっている場合には、効果を感じることが出来るかもしれませんね。
ただし、ベビーパウダーそのものが、肌の炎症をしずめたり、毛穴の中にできてしまうコメド(角栓)を取り除く効果があるわけではありませんから、ベビーパウダーを使ってケアしたからといって、どんなにきびにも良いとは言えません。
もし、ファンデーション代わりに使って肌の状態が良くなったというのであれば、イマまで使っていたコスメよりも低刺激で、肌の呼吸を妨げないところが、肌に合っていたと言うことでしょう
毛穴の詰まりを起こす心配アリ
ベビーパウダーの成分を調べて見ると、タルク(滑石という鉱物が原料)とコーンスターチ(トウモロコシのでんぷん)が主な成分です。
タルクはファンデーションにも使われることがあり、コンスターチと一緒に、サラッとした手触りをだしています。
赤ちゃんの肌に使うほど低刺激というイメージがあるベビーパウダーですが、にきびの治療にどれほどの効果があるかはギモンが残ります。
厚塗りになったり、パフに雑菌がついていれば、にきびを悪化させる事があるかもしれません。
セルフケアで良くならない場合は、炎症をケアしたり、ホルモンバランスを整えるなどのにきび治療を皮膚科で相談しましょう。
まとめ
○ ベビーパウダーは摩擦をやわらげてくれる効果がある
○ にきびそのものを治療する効果はない
○ セルフケアで良くならないにきびは皮膚科に相談するとよい
ベビーパウダーをにきびケアに使う場合、効果を感じない場合には、ほかの治療法が合っていると言えます。
髪の毛があたって刺激を受けやすいおでこなどは、ベビーパウダーをつけると摩擦がやわらいで調子が良いと感じる場合もありますが、毛穴を詰まらせてしまう事もあるので、改善しないときには使うのをやめた方が良いですね。