毛玉は使い古した感じが出てしまうし、カミソリでカットしていたなんて方もいるのではないでしょうか。
でも、カミソリの角度を一歩間違えると、生地を傷めてしまうのも怖いしケアしにくいですね。
スポンジを使ったら簡単に取れると話題になりましたが、正しい毛玉取りの方法を紹介しましょう。
スポンジを使った毛玉の取り方とは?
スポンジの繊維が毛玉に絡みつくので、毛玉が出来たところを軽くスポンジでこするだけで毛玉が取れます。
カミソリみたいに生地を切りつけてしまう心配も無いし、安全で良さそうに見えますね。
ところが、毛玉がスポンジに絡まって引きちぎられるような状態になっているので、毛玉の取れたところが少し毛羽立ってしまいます。
毛玉ができやすい繊維というのは、毛羽立つとまたそこに毛玉が出来ます。
袖口やワキなどの摩擦の起きやすい部分に毛玉が出来るというのは、生地の表面が毛羽立って荒れて飛び出した繊維が絡んでいるという事です。
スポンジで取った後の毛羽立ちから、短期間に毛玉が生まれる事が想像されます。
おすすめの正しい毛玉の取り方
準備
・洋服ブラシ
・粘着テープ
・良く切れるはさみ
やり方
① 毛玉の気になるところにブラシをかけて繊維の流れを整えます。
② 粘着テープを貼ってはがすとキレイに繊維が立ち上がります。
③ 繊維が立ち上がった状態まま、先っぽの毛玉をはさみでカットします。
この方法は、ムリに毛玉を引きちぎってしまう事が無いので、スポンジと比べて、生地を傷めない取り方です。
毛玉のできはじめには、こうした丁寧な毛玉の取り方で対処したいですね。
たくさんできてしまったときには、安全カミソリを使って、軽くなぞるようにする毛玉の取り方も良いでしょう。
切れ味の良い新しい刃なら、スポンジのように引きちぎれることがなく、毛羽立ちを押さえてスッキリ仕上がります。
ただ、こすり過ぎると、生地が早く薄くなってしまうので注意しながら行いましょう。
まとめ
○ 毛玉をスポンジを使った取り方で処理するのは毛羽立ちが出やすい
○ 毛玉を確実に取るにはテープで浮かせてはさみでカットするのが良い
○ カミソリを使う時には、毛羽立ちにくいですが、生地が薄くなるのが早くなりやすい
スポンジだと毛玉を一気に取れると聞くとやってみたい見たくなりますが、引きちぎることになり、毛羽立ちが心配です。
粘着テープとはさみでケアし、範囲が広がったらカミソリの出番と使い分けると良いですね。