速読ができたら読書量を倍に増やす、資料を読む時間が半分以下になるなど、メリットがありますね。
早く読むときちんと内容が理解できるのか心配なところもありますが、速読のコツをマスターすると、ただの斜め読みや飛ばしではないのに短時間で読めるといいます。
そのコツは音読しないことだと言いますが、どういうことなのでしょうか?
速読のコツについてまとめていきましょう。
速読のコツは音読しないこと
速読の達人は、1分間に10万字の文字を読むことが出来ます。
文庫本は1ページ600文字程度で、200ページくらいですから、ほとんどを読めてしまう計算になります。
さすがにコレはすごいですね。
ただパラパラめくるだけでほとんど読めている驚異のスピードです。
ここまで来ると、人間離れした能力という印象を受けますが、普通の人でも、日本速読協会のトレーニングを1週間行えば、倍速で読めるようになるといいます。
コツは、1文字ずつ音読するように読まずに、ブロックで理解していくことだといいます。
確かに、なじみのある単語は、1文字ずつ読まなくてもかたまりで”春夏秋冬”とか、”隅田川花火大会”とかパッと見て意味がわかりますから、そうした感覚を鍛えて行くと言うことですね。
速読の練習方法は目の動きを鍛えること
音読しないということと並んでコツとなるのは、目のなめらかな動きと視野を広げることです。
以前テレビで、速読の達人が150㎞/hのボールを、バッティングセンターではじき返すのを見たことがあります。
速読で目の動きをトレーニングすると、スポーツのパフォーマンスも上がると言われています。
実際の練習方法です。
① 大きな時計の秒針をイメージしてぐるりと目をゆっくり回す。
② 両手を軽く広げて親指を立て、左右交互に見ます。
③ 円や文字が並んだものを見て、上から下まで見たらとなりの列の先頭へを繰り返す。
目の動きを鍛えるトレーニングをつるだけでも、グッと読むスピードが上がるのです。
まとめ
○ 音読するのをやめてかたまりで理解していく
○ 目の動きをなめらかにする
○ 視野を広げる
日本速読協会によれば、3ヶ月ほどトレーニングするとこのコツを身につけられるという事です。
読むことが出来る文字数で検定の基準が設けられていますが、5級で1分間に2000文字です。
速読のコツをマスターすると、常人の4倍くらいで読めると言います。
速読のコツを取り入れるには、練習が必要ですが、1週間の練習でも倍速で読めるなら試して見たいですね。