カラーバス効果は、心理学の用語です。
ざっくりと言うと、意識している物ほど、情報が入って来やすくなり、気付くことも多くなるという事です。
意識するかしないかで、入ってくる情報が変わってくるし、見過ごしてしまうケースも出てくると言うことです。
カラーバス効果が役立つ場面とは?
カラーバスとは、”色を浴びること”を意味します。
何か印象に残る色があると、そればかり目に付いてしまうという事を指した、心理学の用語に使われています。
「恋人に、赤が好きといわれた」、「今日のラッキーカラーは赤だ」そんなきっかけで赤い色が目に付くといった具合です。
これは、ビジネスの場面でも引き合いに出されることが多くなっています。
「あのプロジェクトを通すためにいい方法はないか?」
そんな意識をいつも持っていると、プレゼン方法、資料として材料になりそうなものなど、何気ない情報からピントくることがあるのです。
何か達成したいことをいつも心に持っていると、それに役立つ情報に対するアンテナ感度があがって成果につながる情報に気付くという事です。
心理学のカラーバス効果が、ビジネスチャンスを広げたり、人生を開くきっかけを作るかもしれないのです。
情報に気付くための心の準備とは?
心理学で提唱されているカラーバス効果は、引き寄せの法則に通じるところがあります。
「なりたい自分のイメージを具体的に思い描く」
「実現したいことを強くイメージする」
「願いを紙に書いていつも眺める」
心の中に強く意識されていると、無意識に役立つ情報を引き寄せて、気付く事があるのです。
こうした大きな目標ばかりでなくとも、視点を変えて見る事で情報の価値が変わる事もあります。
販売者側にしたら当たり前だった流通が、一人暮らしの顧客には不便だったとします。
何かいい流通の方法はないか考えていると、それまで見過ごしていた郵便局留めやコンビニ受け取りのポスターに気付き、自社の流通に取り入れるかもしれません。
まとめ
○ カラーバス効果は、意識が情報を引き寄せることを意味している
○ 意識が高いと、多くの使える情報を引き寄せる事が出来る
生き方でも、ビジネスでも、カラーバス効果を生かせる意識の持ち方が出来ると、有益な情報に恵まれる可能性が広がります。
『流れ星が流れる一瞬に唱えることが出来るほどの強い願いは、きっと叶う』という話にちょっと似ている感じがしますね。