若い人でも記憶障害が出る事があります。
うっかりミスなんて誰にでもあるものですが、それ以上の物忘れが若い人に出る場合、病気が原因になっていることが心配されます。
物忘れが出る若い人の病気とは?
・若年性認知症
・うつ病
・脳腫瘍
最近はIT機器の浸透で、記憶能力が鈍っているなんて話も聞きますが、若くても病気が原因で、記憶障害や物忘れがでる事があります。
中高年になると、ある程度の物忘れは加齢が原因と考えられますし自然な事ですが、年齢が若いのに、物忘れをうっかりのレベルを超えて繰り返す場合には、病気が疑われるのです。
若年性認知症
予定を入れている事そのものを忘れてしまうレベルの物忘れが見られます。
料理が出来ない、車の車線がキープ出来ないなど、判断力も低下してしまいます。
65歳未満で発症する認知症を若年性認知症と呼んでいます。
うつ病
強いストレスにさらされることで発症する事が多いうつ病ですが、物忘れや記憶障害が出ます。
脳の働きが低下してしまうので、頭が働かなくなって、考えられなくなります。
治療のための薬のため、ぼーっとしてしまう事も多いのです。
脳腫瘍
脳腫瘍や、脳血栓など脳の病気が機能を低下させて、思考が働かなくなるケースがあります。
命に関わる病状の場合もありますから、MRI検査と医師の診断を早く受ける必要があります。
物忘れが出るのは病気なのか判断するには?
・脳血管性の病気を経験している
・症状が進行している
・アルコールやたばこの量が多い
こうした条件に当てはまると、若年性認知症のリスクが高くなります。
認知症の症状としては、物事の段取りがわからなくなる、どこにいるかわからなくなるなど、物忘れ以上の症状へと進行して行くことが特徴です。
物忘れの原因が、うつ病や、脳腫瘍という事もありますから、不安な場合には医師の診断を受けて、早めの治療を受けましょう。
まとめ
○ 若い人の物忘れには、病気が隠れているケースがある
○ 症状が進行していく場合には、専門家の診断を受ける
物忘れやうっかりミスなどは誰でもある事ですが、だんだん頻度が増えて行くとか、無気力になって行くといった場合には、病気のサインかもしれません。
若年性認知症ばかりか、うつなどの精神疾患が原因になっている事もあります。
65歳未満で物忘れが目立つようになったという場合には、症状の変化に注意したいですね。