平均寿命が延びている今、健康寿命を伸ばすことに注目が集まっていますね。
パーキンソン病は、50歳くらいから発症する人が増える、体の自由が奪われていく病気です。
予防や進行を抑える方法があるなら、知っておきたいですよね。
この、パーキンソン病も、ストレスと関係が深いという事がわかってきました。
パーキンソン病とストレスの関係とは?
パーキンソン病は、脳内物質のドーパミンと、アセチルコリンのバランスが取れなくなる事で、体が思うように動かせなくなる病気です。
50歳以降の人での発症率は、10万人中100人で、今後増加が予想されています。
体の震え、筋肉のこわばり、動作ののろさ、歩きにくさといった症状が特徴で、進行すると寝たきりの原因にもなります。
脳内物質のコントロールが乱れてしまう事が原因になっていますから、自律神経の乱れを起こすストレスはパーキンソン病発症のリスクを高め、進行をすすめてしまう可能性があるのです。
実際に、パーキンソン病を発症した患者さんに、ストレスをやわらげる働きかけをした場合、症状の進行が楽になったという臨床例が出ています。
家族にパーキンソン病が発症した場合にも、親子関係の摩擦や、家庭内での心配事などストレスを減らす心の持ちようが症状の進行を止めるのに役立ちます。
ストレス軽減が健康寿命を延ばす!
こうして見ると、ストレスは万病の原因だと感じますね。
完全主義で自分にプレッシャーをかけている人、言いたいことをガマンしている人、人間関係で苦労している人など、大きなストレスを抱えながら生活している人は、要注意ですね。
ストレスは交感神経の緊張を生んで、自律神経の乱れを起こしやすくしますから、脳の血流障害が原因になる病気のリスクを高めます。
また、活性酸素を多く発生させて細胞を傷つけることでがんのリスクを高める事も知られています。
自分のこだわりを手放して、気持ちを楽にする事が健康寿命を延ばすことにつながるのです。
まとめ
○ ストレスはパーキンソン病の原因に深い関係がある
○ 健康寿命を延ばすためには、ストレスをかけない生活がポイント
パーキンソン病は、適切な治療を受けると天寿を全うする方が多いとはいえ、進行すると寝たきりになる可能性が高い病気です。
ストレスと上手く付き合って、健康寿命を延ばす生活を送りたいですね。